ショッピングプラットフォーム「shopin」、すべてのECサイトでの買い物が簡単に
「shopin」を提供する、UnitedData社のICOミートアップが、2018年2月に都内で開催されました。
shopinとは、単一のアカウントでさまざまな小売店のECサイトから商品の閲覧や購入ができ、おすすめ商品の案内も受けることができるショッピングプラットフォームです。
Amazonが自社サイトに店舗を集めて売る中央集権であることに対し、shopinは各ブランドのサイトと連携したアプリを提供し、買い物をしてもらう分散型となっています。
shopinはアプリがプラットフォームとなるため、Amazonのような自社サイトはありません。すでに各ブランドが所持しているECサイトに連携できる、shopinアプリへの登録のみで利用できます。登録すると、購入時の画面にshopinという選択肢が追加され、shopinのアカウントから購入ができます。
小売店は、shopinのサイトに出店する必要はないため、各ブランドのイメージを損なうことがありません。ユーザーも、新たなブランドサイトへの登録が必要ないため、アカウントの管理が簡単に行えます。
ブロックチェーンとAIを使ったデータ管理で、精度の高いおすすめの案内が可能に
Shopinアプリでは、ユーザーの個人情報や購買履歴といったデータ管理を、shopinのブロックチェーンに保存します。そのため、小売店やshopin自身がユーザーデータにアクセスすることはなく、個人情報を守りながら買い物ができます。
ブロックチェーン上のデータには、shopinのAIとユーザーのみがアクセスすることができます。AIが購入や閲覧履歴といったデータを参照しながら、おすすめ商品を自動的に案内します。さらに、ユーザーは自身の身長や好み、予算といった情報の登録も行えます。そのため、より精度の高いおすすめ商品の案内ができると言われています。
実際に、30日間の試験運用を行ったところ、約7万2千人のユーザー登録があり、1470万ドル(約16億円)の売り上げを記録しました。Amazonを超える日は、すぐそこまできているのかもしれません。
参考:打倒Amazon!ウェブ上の全ての小売店とユーザーを繋ぐショッピングプラットフォーム『Shopin(ショッピン)』ミートアップに潜入!
http://venturetimes.jp/cryptocurrency/coin/shopin/32918.html