QRコード決済の「Origami」、国内での活動状況を紹介
モバイル決済サービスを提供してる株式会社Origamiが、小売店の店頭で利用できるQRコードでモバイル決済を可能にする「Origami Pay」の活動状況や今後の狙いについて説明しました。
QRコード決済は、決済金額が登録されたQRコードをユーザーのスマートフォンで読み取ることで決済が完了する仕組みです。
中国ではメッセンジャーアプリの「WeChat」のQRコード決済「WeChat Pay」や、アリババの「アリペイ」などが一般的に利用されています。
店舗では店頭に印刷されたQRコードを用意してローコストで導入できるので、一般的な店舗から屋台まで爆発的に普及しています。
QRコード決済はネット時代の新しい決済サービス
QRコードやバーコードを用いたモバイル決済は中国を中心に世界で普及が進んでいます。
日本では、楽天やドコモ、LINEといった大手企業がサービス提供を始めています。
またOrigamiは2016年からOrigami Payのサービス提供を開始しました。
ロフトや無印良品、ローソンといった小売業も対応を進めており、今後は日本でもQRコードによる決済が一般的になりそうです。
今回のOrigamiの発表では、Origamiがアリペイと提携したことを説明し、
店舗やユーザーは決済手段としてOrigami Payとアリペイを選択できることをアピールしました。
Origamiによると、QRコードによる決済は、クレジットカードなどの従来のキャッシュレス決済とは異なるネット時代の新しい決済手段であると説明しています。
ネットの普及により消費者は商品をECで購入する機会が増え、さらに購買履歴に基づくレコメンドなどにより利用者との繋がりを維持することが可能になりました。
QRコードとスマホアプリによる決済は、そのEC事業者が利用者を囲い込む仕組みを、既存の小売店舗でも可能にするものと説明しています。
アプリ上で情報提供やクーポン配信を行うことが可能となり、店舗と消費者との繋がりを作ることができるとしています。
現在も現金決済が中心の日本の商習慣ですが、ECでの利便性が店舗でも活用できるとなれば、QRコードによる決済は一気に普及するかもしれません。
参考:QRコードを用いるモバイル決済「Origami」
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/410/410662/
※「QRコード」は(株)デンソーウェーブの登録商標です。