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ORANGE POS

タブレットPOSレジシステムとは

タブレットPOSレジシステムとは、POSレジシステムをタブレット端末で稼働可能としたものです。

タブレットPOSレジシステム

タブレットPOSレジシステムは、在来のレガシーPOSレジシステムやPC POSレジシステムよりも筐体のサイズが小さく軽量であり、初期導入時のコストを低く抑えられることが特長です。利用するタブレット端末はApple社のiPadなどが多く見られます。
また、システムの提供モデルが多彩なため、業態や事業のステージに合わせて最適なソリューションを選ぶ事ができるのも特長の一つです。

タブレットPOSレジシステムの提供モデル

現在のタブレットPOSレジシステムは、買い切りのモデルやサブスプリクションモデルなど様々なビジネススタイルで提供されています。その中から代表的な提供モデルについてご紹介いたします。

SaaS型タブレットPOSレジシステム

SaaS型タブレットPOSレジシステム

現在のタブレットPOSレジシステムの中で最も多いモデルです。クラウド型POSレジシステムなどという呼称も多く見かけます。

サービス提供企業と契約し、タブレット機器本体や周辺機器の用意などの後、POSレジシステムの基本プログラム自体をアプリストアで入手し、契約時に発行されたIDとパスワードを使用して起動する、というような一連のサービスプロセスで提供されます。
大半の場合において数ヶ月単位から利用可能であり、導入にもあまり時間はかかりません。機器構成を最小構成とした場合非常に低いコストで導入可能ということもあり、爆発的にタブレットPOSレジシステムが広がるきっかけともなりました。

ただし、導入に時間がかからない代わりに自由度は低く、カスタマイズはできないのが一般的です。そのため、自社の業務が独特であったり、他の企業が行っていないような業務処理が必要となる場合には導入自体ができないこともあります。
一方、複雑な会計処理などは必要のない店舗、新規出店の小売りや数店規模の飲食店チェーンなど、スピードと低コストの両立が求められる業態においては、これ以上ない最良の選択肢となることも多くあります。

EC連携型タブレットPOSレジシステム

EC連携型タブレットPOSレジシステム

近年、急激にその数を増やしてきているタブレットPOSレジシステム提供モデルです。正しくは、SaaS型EC連携タブレットPOSレジシステムともいいます。
ECサイトの一部の画面をそのままスマートフォンアプリとして公開するWebViewと同じように、ECサイトの一部の画面を店頭のタブレットで表示し、ECサイトの購買をPOSレジシステムで実施するようなスタイルです。商品の読み込み作業はバーコードなどを利用してPOSレジとして実施し、カード情報などの入力登録画面はECサイトそのものの機能を利用する(極端に言えば、タブレット画面上でカード入力画面があり、そこでECサイトの様に購買を実施する)ものです。
非常に簡易なPOSレジのため機能も大幅に制限されますが、ECをメインとしてビジネスを展開している企業がリアル店舗を初めて持った、といった場合などには使い勝手の良いシステムであると言えるでしょう。

ただし、レジ通過数が多い店舗や、複雑な会計処理が必要な業態には全く適していないため、利用可能な業態は制限される事が多いと言えます。
しかしながら、今後D2Cをはじめとする一部の業態などではそれでも十分と考えられるため、一般消費者の方々も今後目にする機会が増えてくると考えられます。

パッケージ型タブレットPOSレジシステム

パッケージ型タブレットPOSレジシステム

タブレットPOSレジシステムの小型軽量という特色を維持し、レガシーPOSレジシステムのように複雑な業務にも対応できるようカスタマイズ対応を可能とした提供モデルです。
ORANGE POSはこのモデルで提供しています。

タブレットPOSレジシステムを導入する場合に大きな課題となる、各種機器との接続など自由に設定する事ができ、SaaS型モデルとは違い連携できるサービスや機器に制限がない場合がほとんどです。そのため、これまで利用していた機器の一部をそのまま利用することも可能であり、初期導入コストの低減につなげることが可能です。
また、タブレットPOSレジシステムの根幹となるPOSアプリそのものに自由に手を加える事ができるため、自社のビジネスにフィットした会計処理を実現する事が可能です。この点は、最大公約数的な処理にのみ対応するSaaS型モデルや、会計を実施することのみを目的としたEC連携型などとの大きな違いであると言えます。

ただし、カスタマイズの可用性が高く様々な会計処理を実現できるため、どのような業務を現在実施していて、システムのリプレイスによってどのように効率化を図りたいのか、目的をしっかりと持って要件確定をしていく必要があり、システム導入までに時間とコストがかかるデメリットも存在します。
このため、システム導入まで一年を超える長いプロジェクトとなることが多く、さらに多店舗のPOSシステムの入れ替えが必要な場合は切り替える方法を考える必要もあります。考慮すべきパラメーターも多いため、導入企業側にとってもシステム導入の負荷が大きくなりますが、一般的なPOSシステムのリプレイスにかかるトータルの負荷を越える事はほとんど無いと言えます。運用段階でタブレットへと切り替えた事によるランニングコストの削減効果が生まれ、システムライフサイクル全体ではレガシーPOSレジシステムなどと比べると費用対効果が高くなります。

(参考:ORANGE POSレジの強み)

自社にあったサービスを選定することが重要

このように様々なサービスの提供方法があるタブレットPOSレジシステムですが、コストを下げるために何かしらの制限が付いているケースも多く、自社の事業を正常に回して行くにあたって機能に過不足はないか、正しく業務は回るのか、といったファクト、ファンクションチェックを導入前にしっかりと実施することが必要です。
また、これらのシステムはPOSレジシステムだけではなく、管理側システムも合わせて業務検討を行い、正しくサービス導入できるように努めることが必要です。

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