「NEWPOS」決済端末ベンダーとしての成長を支える技術と日本進出を睨んだ動き
中国・深圳(シンセン)の企業であるNEW POS TECHNOLOGY LIMITED(NEWPOS)は、POSベンダーとして世界の複数の国に端末を提供しています。同社では、QR、非接触型決済等に対応し、PCI PTS5.x認証を取得したAndroid端末「NEW9220」、「NEW9210」、およびQR決済に対応した「C1」、QR決済及び非接触型決済に対応した「C2」などを展開しています。
NEWPOSは、深圳で2007年に設立した企業で、2011年にハイテク企業認証を取得しました。2015年にPOS端末の出荷台数が100万を突破し、現在は世界で9番目の規模となっているそうです。
現在、世界60以上の国々に端末を提供しており、米国、カナダ、中近東、ロシア、ドミニカ、メキシコなどに端末を出荷しています。2016年までに、さまざまなタイプの製品を合計約600万セット提供しました。
NEWPOSのChairman PresidentであるPeter Yang氏は、「セキュリティが高く、コストパフォーマンスの高いPOSソリューションの提供を目指しています」と説明しており、今後は日本での展開も視野に入れています。
キャッシュレス文化の普及とともに加速するベンダーの技術
最新の機種としては、Android POSターミナルの「NEW9220」、「NEW9210」の販売を強化しているそうです。NEW9220は5.5インチ、NEW9210は5.0インチのサイズとなっています。端末のディスプレイはカラーで見やすさを意識しており、動画なども流すことができます。
また、カード決済として、QRコード、EMV ICの接触および非接触型、磁気による支払いに対応しています。セキュリティ面では、PCI PTS5.x、EMV、PBOC3.0の認証を取得。さらに、2G/3G/4Gをサポートしており、カメラ機能も搭載しています。
キャッシュレス文化が進んでいくにつれ、ベンダー側のシステムもハイクラスな物が出回るようになってきました。日本はやや特殊な国ではあるので、苦戦を強いられるかもしれませんが、キャッシュレス文化の普及や市場の活性化に向けた動きには注目しておく必要があるでしょう。
決済端末ベンダーとして成長するNEWPOS、日本での展開も準備
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