商用利用可!店頭POPにも使える写真・素材サイト10選
SNSの普及で情報発信をする場が容易になった現在、様々な個人、企業が日々情報を発信しています。それに伴い、情報を受信する側の感覚も鋭くなってきています。
これはSNSに限ったことではなく、リアルな世界でも同様です。
- 加工アプリなどによりユーザーの素材に対する見る目は厳しくなった
- 店頭POPで使える写真を取得するには無料、もしくは有料の写真ダウンロードサイトがおすすめである
- 無料より有料の方が写真の質は良いが店頭POPで大事な点はオリジナリティである
- ワードやパワーポイントでも店頭POPは作成可能である
- 美しい写真を使うだけでは店頭POPに価値はない。お客様に響いてこそ価値がある。
ユーザーの素材に対する見る目は変化した
ユーザーSNSやニュースサイトから日々美しく加工された写真を目にします。情報発信される写真の中で未加工素材はほぼないのではないかというくらい、写真の加工が当たり前になりました。
instagramなどでも、アプリ上で撮影した写真の加工が簡単にできます。
それに伴い、受け手の感動レベルは格段にアップし、少しきれいな写真では驚かなくなっていいます。実際の素の写真であったとしても、インパクトを与えない写真であればそれはユーザーによってはスルーされてしまうでしょう。
店舗利用でも素材は同じくらい重要
写真などの素材はよくウェブ上での活用を前提としてその価値が語られますが、店舗利用ではウェブと同じくらい、いや場合によってはそれ以上に重要です。
SNSで情報発信すると良くも悪くもユーザーの反応が分かります。いいね!やコメントで素材の評価を貰うことができます。
一方、店頭で使う素材の場合、WEBと違ってユーザーの反応はすぐには測定できませんが、店舗イメージにあった素材を使ってポスターやPOP、メニュー表などを作ることは、店舗の統一感を表現するうえで重要です。
ナチュラルテイストのお店にクールなイメージの素材はフィットせず、お客様に違和感を与えてしまいます。
デザインテイストは全体的なトーンを揃えることで統制が取れます。
店頭POPで使える商用写真は無料、有料がある
店頭POPで使えるような素材を獲得するにはどうすればよいでしょうか。
自らのスマートフォンや一眼レフカメラを駆使して写真撮影をするのも一つの手ですが、自力での撮影はなかなか時間がかかりますし、撮影したとしても思ったような素材にならないこともあるでしょう。
そのため、便利にダウンロードできる無料素材サイトや有料素材サイトを上手に利用するのが賢明な選択です。
自力よりも時間はかかりませんし、かつ高品質な商用素材が手に入ります。
次からはその無料で利用できるサイトと有料で利用できるサイトを紹介していきます。
無料で利用できる素材サイト
まずは無料で利用できる素材サイトをまとめて紹介します。サイズの大きさなどによっては有料になるサイトであっても、基本が無料サイトであれば無料サイトに含んで紹介します。
1:足成
アマチュアのカメラマンが撮影した写真を無料でダウンロードできるサイトです。個人用でも商用でも利用が可能であり、ユーザー登録なども不要なので気軽に使うことができます。写真の質はカメラマンによってまちまちですが、中にはアッと目を引くような美しい写真もあります。
ジャンル問わず、多種多様な写真が掲載されています。
2:food.foto(フード ドット フォト)
食べ物や料理、ドリンク、食器などフードに関係する素材に特化した無料サイトです。写真の撮り方や背景色なども十分に意識して撮影されているので、商用利用としても使える質の写真ばかりです。スーパーや食品小売店、飲食店などのフード系店舗の店頭POPに活用できそうです。
3:写真AC
キーワードを入力して画像を検索できる無料のサイトです。こちらのサイトは会員登録が必要なサイトになり、ログイン後にダウンロードが可能になります。プレミアムサービスに登録すればダウンロード時間が短縮できますが、無料会員のままだと15秒ほどかかります。写真ジャンルはバラエティに富んでいるので、使いやすいサイトの1つです。
また、姉妹サイトとしてイラストACというイラストに特化した素材サイトもあります。
4:タダピク
商用利用ができる無料サイトを横断的に検索できるサイトです。40前後のサイトが検索対象となるためたくさんの画像を探すことができます。ざっくりと検索したい場合にタダピクはおすすめです。
5:フレームデザイン
飾り枠や飾り罫など、フレーム素材に特化した専門サイトです。 目をひく吹き出しとキャッチコピーで商品の魅力を伝えるのに役立ちそうな素材がたくさんあります。
また、シルエット素材サイトやピクトグラム素材サイトもリンクされていて、使い勝手のよい素材サイトです。
6:いらすとや
かわいいイラスト素材が満載で、時事ネタにも敏感な素材を公開していることでも話題です。
イラストからメッセージが伝わりやすいのが特長です。
有料で利用できる素材サイト
次に有料で利用できる素材サイトを紹介します。
7:amanaimages(アマナイメージズ)
言わずと知れた商用写真提供サイトとしては知名度、実績共にナンバーワンではないでしょうか。広告素材としても使えるためダウンロードに数万円かかる写真など、全体的に費用は高額ですが、他のサイトとはかぶりづらい、高品質な写真をゲットできます。
テレビ番組で写真を表示する際にも「アマナイメージズ提供」などとコメントがあったりします。
8:pixta(ピクスタ)
アマナイメージズほどは高額でない有料サイトがpixta(ピクスタ)です。ピクスタはサイズごとに数百円~数千円まで価格設定がされている単品購入と、月額のダウンロード件数が決まっている月額購入があります。リーズナブルに高品質な写真を利用したい時にはオススメのサイトです。
9:Shutterstock
約6千万枚以上の素材の中から選べるため、他のサイトとかぶりにくい利点があります。
また、定額プランやチームプランなど、料金プランも多数用意されています。
運営がアメリカ企業のため、日本的な素材が少な目なのがデメリットです。
10:123RF
海外の素材がメインです。料金プランに「チケット制」があり、購入から1年間、いつでもチケットを使うことができるプランがあります。
通年ではなく、季節ものの素材だけを買いたい場合は、月額制だとコスト高になってしまう可能性もありますので、用途に合わせて素材サイトを選ぶ必要があります。
品質は断然有料素材サイトが良い
実際に無料写真と有料写真を比較してみると、有料写真の方が写真のバリエーションが豊富でかつ、高品質です。
ですが店頭POPの場合は、画質よりもオリジナリティのあるデザインの方が重要ですし、POP作成のために印刷するとどうしても写真画質は悪くなります。結局印刷して画質が悪くなるのであれば、無料サイトでダウンロードした写真でも十分な気がします。
店頭POPの作り方
取得できるサイトが分かったところで実際に店頭POPを作るにはどのようにすれば良いのでしょうか。方法は1つではありません。
ワード、パワーポイントなどを使う
マイクロソフトオフィスのワードやパワーポイントでもPOPは作成できます。
デザインソフトではありませんが、普段使っている方も多いビジネスソフトです。ワードやパワーポイントに商用写真を上手にはめ込んでデザインを加えれば、専用アプリケーション顔負けのPOPが作れるかもしれません。
無料のWEBアプリを使う
会員登録するだけで無料でPOPが作成できるWEBアプリがあります。
「Canva」では、デザインテンプレートを利用して簡単な入力を行い、店頭POPを作ることができます。
すでにデザインされたテンプレートを使えるため、配置などに悩む必要がありません。
専用のアプリケーションを使う
専用のアプリケーションを使いこなせれば、自力でもPOPは作ることができます。Adobe(イラストレーターやフォトショップ)、ジャストシステム(ラベルマイティ)、Tristar (すぐできるPOPシリーズ)など、様々なアプリが販売されています。
ただし、アプリが有料のため導入コストがかかること、操作習得に時間がかかるものもあるため、費用対効果を考えて導入しましょう。
プロに頼む
最後に専門のプロに頼む方法ももちろん有効です。POP自体がお客様の購買行動を引き起こすきっかけのためのモノなので、美しいだけでなく、購買意欲をかき立てるキャッチコピーも必要です。
専門のプロに頼めば美しい写真+明快なキャッチコピーが手に入ります。
美しい写真だけでは店頭POPとして不十分
POPを作成するための様々な方法をお伝えしました。
PCにすでに入っている(可能性が高い)ワード、パワーポイントでも、POPの作成ができます。画像も無料サイトから取得できるため、なるべくコストも手間もかけずに作成できた方がよいですね。
そもそも有料アプリや有料写真を使用できれば、確かに万全の準備は整いますが、店頭POPは、写真の美しさよりもお客様の心に響くデザインやコピーが重要です。
有料サイトを利用すれば良い素材が手に入りますが、肝心なのはオリジナリティです。オリジナリティを持ったPOPデザインは有料写真よりも価値があります。
お客様に響く写真やデザインにこそ、最大の価値がありますので、写真の美しさだけにとらわれないようにしましょう。