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POSレジ アプリとは?日本やアメリカで多用される理由とは【iPadアプリお役立ち情報付き】

目次:

少し前からアメリカで爆発的な流行を見せ、最近になってようやく日本でも利用者が増えつつあるPOSレジアプリ。

これまでの据え置き型のPOSレジに比べると、スマートで利便性の高いイメージが強いタブレットとPOSレジアプリの組み合わせですが、商業の場でこれだけ広く使われているのには実利的な理由がついているものです。
今回は流行の発信地でもあるアメリカで、従来のシステムではなくなぜこんなにもレジアプリが受け入れられたのか、そして日本で導入する場合に考えられるメリットについてまとめたいと思います。

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そもそもPOSレジアプリとはどういうものか

安価なPOSレジを実現したSquare

一般的に言われているPOSレジアプリとは、Squareなどに代表されるPOSレジのシステムをスマートフォンで利用することを可能にするアプリケーションのことを言います。

これまでPOSレジシステムに対応した据え置き型のレジスターは高価で、小規模でビジネスを始めたい人にはなかなか手が出せないものでしたが、このPOSレジアプリの登場によりクレジットカードリーダーを購入し、アカウント登録を行うことで誰でも簡単にPOSレジシステムを活用した会計をすることができるようになったのです。

アメリカでPOSレジアプリ利用者が急激に増加した理由

個人店での会計は間違いなくiPad+POSレジアプリが圧倒的

以前私はニューヨークに滞在していたことがあるのですが、その時に訪れたお店、特に個人経営レベルのお店では、iPad+POSレジアプリの組み合わせでのお会計が圧倒的に多く、時折催されるフリーマーケットのような野外のイベントでも、iPhone+POSレジアプリがお会計の主流でした。

これは決して単なる一過性の流行ではなく、POSレジアプリにはアメリカ人が好む理由がいくつも隠されていたからなのです。

理由1:アメリカはクレジットカード社会であること

アメリカ人は基本的に現金をあまり使いたがりません。理由はいたってシンプルで、現金を管理したり使用するのが面倒くさいからです。
アメリカ人は数字や結果にはこだわるものの、現金に対する思い入れは日本人ほどありません。そのため財布に現金が入っていないことは何も珍しくありませんし、紙幣ですらない硬貨の類はお金としての価値すらないと見られることも多く、釣り銭は道に投げ捨てられるなんてこともあるのです。

事実、チップとして硬貨を使うことはマナー違反とされる場合もあるくらいですから、チップの都合がつきにくい現金よりも、カード払いでチップ込みの支払金額を記入する方が便利です。

そういった背景もあり、アメリカではクレジットカード払いが一般化しているため、カードリーダーを用意するだけで利用できるPOSレジアプリは、もはやつり銭の現金を用意せずともお会計を行うことができてしまいます。

日本だと現金が使えないと困るという人は多いかもしれませんが、アメリカではクレジット払い専用はむしろ大歓迎なのです。

理由2:省スペース・省コストに役立つこと

毎年家賃の上がり続けているニューヨークにおいて、できる限りムダを省いた店づくりはスムーズな運営に欠かせません。

上でも少し触れましたが、店をやるからといっていちいちレジを購入したり、レジを設置するためのスペースを用意していてはコストがかさんでしまいます。

ムダを必要最低限にして、売り上げを出すことに集中したい。そんなアメリカ人の合理的なニーズにマッチしていたのもPOSレジアプリです。

アメリカは日本と同様にスマートフォンやタブレットが浸透している社会で、幅広い層の人たちが日常的にそれらの機器を活用しています。
POSレジアプリはカードリーダーさえ購入してしまえば誰でも簡単に取り扱えるため、わざわざ機器の使い方を覚える手間もなく、コストもかかりません。

また少しでも安い家賃で店を運営していくためには、必要最低限のスペースで店づくりを行う必要があり、従来のPOSレジのような機器を置くスペースも省いてしまいたいものなのですが、POSレジアプリであれば最悪必要な時以外はカバンにでも入れておけば良いほどの省スペース化に貢献できるため、極限まで物理的な負担を軽減することに成功しています。

コンテンツの製作・販売に時間を最大限に割く余裕を産んでくれるのも、POSレジアプリの大きな役割と言えるでしょう。

理由3:セキュリティ面での安心にも繋げることができる

アメリカには自販機が日本ほど設置されておらず、設置されているのはテーマパークやオフィス、ホテルといった閉鎖的な空間で、日本のように道端で自販機を利用できるということはまずありません。

というのもやはりセキュリティ上の理由があるのですが、食料品が頑丈とはいえ無人の箱にお金と一緒に入れられて放置されているという条件は、犯罪を誘発させてしまうのです。

日本人から考えると想像もできないかもしれませんが、アメリカは先進国とはいえ日本ほど国民の管理が行き届いておらず、自然災害が起こるたびに暴徒や略奪が横行してしまうような不安定な国であるため、やはり現金や高価なものは人の目がある場所で管理しておかなければなりません。
それは自販機のみならず飲食店や販売店でも同じことが言え、現金のままお金を店に置いて置くということは、それだけその店が強盗や窃盗に巻き込まれてしまう可能性が高いわけです。

しかしながらPOSレジアプリによって完全にカード払い対応にしてしまえば、現金を店で管理する必要もなく、読み取り機器やiPadは閉店時に店から簡単に持ち出せるため、無人の際にも店には金銭的な価値のある機器などを置いておく必要もありません。

誰でも取り扱えるタブレット機器やスマホで完全カード払いに対応してしまうことで、コストを削減するだけでなく、セキュリティ上のリスク回避にも繋がるのがPOSレジアプリの特徴なのです。

日本でPOSレジアプリを活用する際に注目したいメリットは?

「誰でも使える」が決め手となるか

それでは日本でPOSレジアプリを導入する際に、何が大きなメリットとなるかを考えてみます。

まずメリットとしてあげられるのが、やはり導入コストの低さでしょう。カードリーダーを購入し、会員登録を済ませ、利用手数料を少し支払うだけで(最近は手数料無料のアプリもあります)誰でも簡単に利用できてしまうのは大きなメリットです。

自分で使うぶんにはもちろんのこと、パート・アルバイトを雇ってPOSレジの操作を覚えてもらう際にも、従来のような使い慣れない機械の操作ではなく、普段スマホで活用している電卓アプリとほぼ同じ要領で使うことができるため、会計周りのトラブルは格段に少なくなるはずです。

現金の支払いもシンプルに済ませられるきっかけに

POSレジアプリ最大のメリットは、POSレジアプリをインストールした端末+カードリーダー+カードの三つがあれば支払いを済ませられる点です。

つまり完全クレジットカード払い対応にしてしまえば会計処理の負担はぐっと減らせますが、上でも述べたように日本はアメリカほどカード払いが浸透していないため、カードを持っていない人や現金で支払いを済ませたがる人は少なくありません。日本ではキャッシュドロワーの用意が必要になることがほとんどですので、注意が必要です。

それでもPOSレジアプリの導入で減らした負担をさらに活かすために、例えば価格を一律にしてお釣りの用意を最低限まで減らしたり、クレジットカード払いを推奨したりするなど、現金払いの手間を大きく減らすきっかけになることは確かです。

日本でも増えてきたレジアプリの数々

日本でも様々なPOSレジアプリケーションが提供されています。

無料で使えるレジアプリ

Square

Squareは日本でもサービスを提供しています。
iPadかiPhoneの購入代金さえ用意しておけば全て無料で使えて、決済手数料のみを支払えばずっと使えるという手軽さは革命的と言えるでしょう。

https://squareup.com/jp/pos

Airレジ

エアレジは初期費用・月額使用料無料で使えるアプリで、席の管理やSquareとの連携による多機能性が魅力的です。

公式サイト:https://airregi.jp/

初期費用・月額費用無料で使えることでシェアを伸ばしたのはAirレジです。

ユビレジ

タブレットPOSレジアプリの先駆者といえるのがユビレジ。無料プランから飲食店プラン、小売店プランなど業態や運営方針に合わせた料金プランが設定されています。

https://ubiregi.com/

有料で使えるレジアプリ

レジアプリには月額費用が発生するものもありますが、そのコストに見合う高機能性を持っていることが特徴です。

スマレジ

複数店舗での使用の場合月額料金が発生するスマレジは、レジとしての機能だけでなく顧客の統計情報分析や複数店舗管理を行えるなどの高度な機能を使用することができます。大規模の運営を一括して管理できるのは大きな魅力と言えるでしょう。

http://smaregi.jp/

ラクレジ

NTTの提供するラクレジも有料レジアプリの一つです。
店舗開業の際の、インターネット通信設定のついでに申し込める導入の簡便さが魅力的です。
スマレジもラクレジも軽減税率対策補助金が適用されるため、導入コストは提示されているものよりも安価にすませられるのは覚えておくべき特徴と言えそうです。

https://flets.com/soho/rakuregi/

PR:POSレジアプリなど、必要な機能が揃う店舗運営支援アプリケーション「Orange Operation」

iPadをレジとして使う際に入れておきたいアプリ

iPadの魅力はやはりその汎用性の高さにあるため、レジアプリのためだけに導入するのはもったいないもの。ビジネス用デバイスとして最大限活用するためのその他アプリもご紹介します。

タイムカードアプリ

スマレジ:TIIME CARD

勤怠管理を行えるアプリとしては、スマレジの「TIIME CARD」が有効です。0円で始めるクラウド管理をモットーに、基本的な管理サービスは小・中規模なら無料で使用できるのがポイントです。

https://timecard.smaregi.jp/

ジョブカン

打刻方法が多彩なのが特徴の「ジョブカン」は利便性から評価の高いアプリです。SNSのLINEアカウントからでも打刻できるということで、日本で働く人にとっては非常に便利と言えるでしょう。

https://jobcan.ne.jp/

社内情報共有アプリ

社内でのコミュニケーションもiPadで行えるようにしてしまいましょう。

Slack

例えば「Slack」はあらゆる企業で導入されているツールで、すでにアカウントを持っている人も多く、先日日本語に対応したためますますユーザー数が増えることが期待されるアプリです。

公式サイト https://slack.com/intl/ja-jp

チャットワーク

「チャットワーク」も日本でよく使われている共有ツールです。タスク管理などもアプリ上で行えるので、効率の良いコミュニケーションが可能になります。

公式サイト https://go.chatwork.com/ja/

また、LINEやSkypeなど、普段から使用しているアプリケーションも連携させておけば、コミュニケーションは非常に効率的なものとなるでしょう。

ファイルストレージ・共有を円滑に

資料をしっかり保存し、共有しやすい状態を維持するにはクラウドストレージを利用してみましょう。

DropboxやGoogleドライブは王道で使いやすく、一度は使ったことがあるという人が多いために導入も簡単です。もちろん使用は無料。

Evernote

メモを気軽に共有したい時などはEvernoteが便利です。こちらもビジネスアプリとしてはポピュラーなため、使い勝手の良さが魅力的です。

https://evernote.com/intl/jp

SNSで商品や店舗の紹介も

FacebookやTwitter、そしてInstagramに専用のアカウントを作り、店舗用デバイスで活用するのも効率的です。店舗用のデバイスを用意しておくことでわざわざアカウントを私用のデバイスで用いる必要がなくなるので、SNSを積極的に活用できる動機付けにもつながります。

また、Instagramなどで写りの良い写真や画像を投稿する際には簡単に加工することも大切です。
Photoshopの無料版であるPhotoshop FixやLINEカメラ、Huji Camは簡単便利にインスタ映えできる写真加工が可能です。
自由にペイントしたいという場合はAdobe Illustrator Drawも便利です。

カスタマーサポート

飲食店などであればタクシーの配車サービスも行えると良いでしょう。全国タクシーは手軽に現在地までタクシーを呼び出せる便利なサービスです。Uberなどのサービスと同様、料金を前払いで済ませてしまうことも可能です。

https://japantaxi.jp/

あるいは乗り換え案内などのアプリを入れておくと電車の発着を調べることができますし、Googleマップは道案内には最適のアプリです。

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