イオンモールが「イオンモールオンライン」を閉鎖
イオンモールは2018年1月31日、自社運営のECサイト「イオンモールオンライン」を閉鎖しました。
イオンモールオンラインは2012年9月にオープンしたECサイトで、オープン当初はファッション、雑貨など約139ショップで開設。2014年11月には、全面リニューアルを実施し、ショップ数を150ショップまで拡大していました。
今回の閉鎖は、イオングループとしてデジタル事業を強化する一環で、時代にそぐわなくなっていたECサイトを見直すためで、現在は新サイトを検討しているとのことです。
新しい形のオンラインサイトに期待
イオンモールオンラインは2012年、全国に110以上のモールを展開して年間延べ9億人が訪れるという同社の強みを生かし、「ZOZOTOWN」や「楽天市場」などに対抗すべくオープンしました。
イオンモールオンラインは、
- webルーミング:インターネットで商品の詳しい情報を事前に調べ、商品は実店舗で買い求めるという購入形態
- ショールーミング:実店舗で確認した商品をその場では買わず、インターネットで安い価格で買い求めるという購入形態
という2つの消費行動に着目。
ファッションから食、ライフタイルの提案などイオンモールが持つさまざまな情報を取りまとめて発信することで、より便利で快適にモールを楽しめる環境の提供を目指していました。
サイトオープン時は、イオンモールが出店企業から商品を預かり直販する形でしたが、2014年のリニューアルからは、イオンモールオンラインから各専門店が運営するオンラインサイトへ送客するアフィリエイト方式を採用しています。
同社によると、「2014年のサイトリニューアル時点で、オンラインサイトでの販売そのものではなく、イオンモールで買い物ができる情報発信を重視したサイトへ変更をしていた。各社がオンラインサイトで新しい取り組みをする中で、リニューアルが遅れていた面があるため、サイトの閉鎖を決定した」とのこと。
2018年2月、イオンはソフトバンク・ヤフーとの提携が伝えられており、今後新しい形でのオンラインサイトが期待されます。
参考:イオンモール/オンラインサイトを閉鎖
https://www.ryutsuu.biz/ec/k020946.html