★人工知能による飲食店舗向け賃貸物件の家賃決定システムが実験スタート★
不動産の(賃貸)価格決定、というのはなかなかに悩ましい問題で、高くしすぎるのも安くしすぎるのもそれぞれの理由があって、望ましくないと言われます。
さらに居抜き物件の賃貸価格決定は難しく、長いキャリアを持つ営業マンなどが、経験と勘に基づいて設定せざるを得ない、つまりは、職人芸の世界なのだそうです。
こうした「職人芸」「経験と勘」がモノをいう職種や業界で、最近注目のテクノロジーが「人工知能」です。
ABC店舗では、2011年から奈良先端科学技術大学院大学と共同研究を行い、飲食店向け不動産店舗の賃料推定技術の開発に取り組んできたそうです。居抜き物件の合理的な価格設定を行うことができるようになるのではないか、と期待されています。
参考:http://www.zaikei.co.jp/article/20170625/380000.html
飲食店の居抜き店舗とは
居抜き物件とは、以前のテナントが使用していた設備・内装を残した店舗のことです。
- 改装費・設備費などの節約、工事期間の短縮ができる
- スケルトン物件よりも、市場に多く出回っている
- 以前からの顧客を取り込みやすい
という3つのメリットが、居抜き物件にはあります。
例えるなら「家具・家電付きのアパート」といったところでしょうか。また、流通量が多く、いろいろな物件を比較検討できるのも利点ですね。
設備や内装に対して、最小限のお金・時間を投資して店舗をオープンさせたいかたにはピッタリでしょう。