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ディズニーや遊園地をデジタルマーケティングでもっと「楽」に楽しむ方法

そろそろ夏休み、ご家族やご友人で旅行やレジャーの予定を立てる時期になってきました。

旅行の計画を立てる際は、チケットを前もって買っておいたり、飲食店の予約をしたりと、結構手間がかかります。
事前予約や待ち時間などがチェックできたら便利ですよね。
遊園地などのテーマパークでは、混雑を避けて上手に時間を使って楽しむことが重要です。

そこで、本記事では遊園地でデジタルマーケティングがどのように活用されているのか、まとめてみました。

  • テーマパークの入場者数ランキング
  • テーマパークのアプリの紹介
  • デジタルマーケティングを有効活用、Tokyo Disney Resort Appの場合

遊園地とデジタルマーケティング?と思われるかもしれませんが、遊園地などのレジャー施設とデジタルマーケティングは非常に親和性が高いのです。

実際にテーマパークアプリを使ってみて「もっとこうだったらいいのに」というミライへの提案もお届けします。

テーマパークの入場者数ランキング

レジャーといえば、やはり遊園地、テーマパークは人気スポットですね。

綜合ユニコム株式会社が2017年に発表した「全国の主要レジャー・集客施設 入場者数ランキング」のテーマパーク部門では、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーが入場者数30,004,000人で堂々の第一位。前年実績より少し入場者数は減ったとのことですが、二位のユニバーサルスタジオジャパンが14,600,000人ですので、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーまだまだ大人気のテーマパークといえます。

http://www.sogo-unicom.co.jp/leisure/image/201708n1.pdf
画像出典:綜合ユニコム株式会社 発表資料

入場者数上位の遊園地・テーマパーク公式アプリまとめ

入場者数が多い遊園地やテーマパークでは、パークのコンテンツだけでなく、顧客満足度の高いサービスを提供しています。その一つが公式アプリです。
いまのところ、遊園地のデジタルマーケティングは公式アプリを中心に行われているのです。

Tokyo Disney Resort App

入場者数が多いということは混雑しやすいということ。「Tokyo Disney Resort App」では混雑状況の表示や施設内の案内表示、トイレや休憩スポットの検索なども一目で確認できます。
2018年7月にリリースされたばかりですが、今回ご紹介するアプリの中では、一番デジタルマーケティングに力を入れているアプリです。

主な機能

  • 入園チケットやファストパスの入手
  • レストランの事前予約
  • 予約状況の確認
  • 待ち時間の確認
  • 現在地の確認(GPS機能)
  • グッズのオンライン購入(※2018年7月20日~)

参考:https://www.tokyodisneyresort.jp/tdl/guide/app.html

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン™公式アプリ

関西の人気スポットユニバーサルスタジオジャパン」では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン™公式アプリを提供しています。
マイコンシェルジュ機能がおススメのアトラクションやショーをお知らせしてくれます。
レジャー施設でいちいち財布を出すのは煩雑な作業ですので、プリペイド式の電子マネーが使えるのもメリットです。

主な機能

  • 待ち時間/ショー・スケジュールの確認
  • 現在地の確認
  • ダイレクトイン(入園チケット)呼び出し
  • ARカメラ
  • プリペイド式電子マネーサービス

https://www.usj.co.jp/enjoy/app/

ハウステンボス公式ガイド

ハウステンボス公式ガイドはGPSで取得した場内の位置情報や施設・イベント情報をスマートフォンに提供します。GPS機能で現在地を取得する必要があり、園内での利用を前提としているようです。

主な機能

  • 現在地の確認、待ち合わせ場所や同行者の現在地を共有
  • 駐車した車の位置情報を登録
  • スタンプラリー

http://www.huistenbosch.co.jp/app/

サンリオピューロランド公式アプリ

サンリオピューロランド公式アプリは、GPS機能や予約機能などはありません。遊園地のデジタルマーケティングとしては今後に期待したいところです。
事前チェックが可能なためスケジュールを立てやすいメリットがあります。

主な機能

  • スケジュール事前チェック
  • 混雑状況の確認
  • クーポン発行
  • 館内マップの表示

https://www.puroland.jp/app/

機能充実!Tokyo Disney Resort App

前述のとおり、各テーマパーク、遊園地では様々な機能を持つアプリを提供し、デジタルマーケティングを元にユーザーエクスペリエンスの向上に努めています。

中でも、機能が充実しているのが「Tokyo Disney Resort App」。
アプリの地図上で現在地が確認でき、周辺のアトラクションの待ち時間が確認できるため、家族連れにとってはとても便利です。
お子様連れなら、移動距離も考えた無理のない行動プランが立てやすくなります。

ショーの抽選もアプリで行い、当選したらアトラクションに向かいます。
レストランの予約ができるため、予約時間まで有意義にパーク内で過ごすことができます。

このように、Tokyo Disney Resort Appを活用することで、タイムロスなくディズニーランド・ディズニーシーを楽しむことができるのです。

こうすればもっと良くなる!Tokyo Disney Resort App

実際に先日弊社スタッフ(Tさん:二児のパパ)が東京ディズニーシーを家族で訪れ、アプリを使ってみたところ、とても便利であったという感想でした。
そのうえで、もっとこうすればよくなるのに、という要望が出てきました。

プッシュ通知でお知らせ

Tさん「GPS機能は既についており、マップ上で混雑状況を確認することができますが、近くのアトラクションなどのオススメ情報のプッシュ通知などが来るとなお良いですね。たとえば、「空き気味だから待ち時間なく入れるチャンス」とか、「○時からパレードが始まるよ!」とか、検索しなくても通知が来れば楽になると思います。」

予定していなかったアクションを起こすことで、客単価を上げることにつながるかもしれません。

キャッシュレス決済

Tさん「レストランでの支払いや、グッズ購入の時など、決済もわざわざ財布を出すのは面倒くさいものです。クレジットカードも使えるとはいえ、クレカは基本的に財布に入っていますので、遊園地などのレジャー施設ではキャッシュレス決済が望ましいですね。
フロリダのディズニーワールドでは、RFID内蔵のマジックバンドというスマートデバイスが販売されていて、入場チケット、ホテルのルームキー、そしてパーク内の支払いが可能なんです。キャッシュレスになるだけでなく、マジックバンドはキャラクターグッズとしても人気で、たくさんの種類が販売されています。こうしたディズニーならではのキャラグッズサービスがもっとあるといいですね。ぜひ東京ディズニーリゾートでも導入してほしいです」

マジックバンドについては、「ディズニーリゾートのテクノロジーを小売業界に活かすヒント」でもご紹介しています。ぜひご覧ください。

2018年7月、富士急ハイランドではWechatpayでの支払いがスタートしました。
スマホでのキャッシュレス決済が今後レジャー施設などに広がっていく端緒になりそうです。

参考:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33179610Z10C18A7L83000/

グッズの販売スポットが知りたい

Tさん「グッズでいえば、特定のエリアで売っているグッズは、ディズニーマニアでない限りどこに売っているかなかなか分かりにくいのも難点です。それが検索できるサービスがあると良いと思います。最近発売されたばかりのグッズを持っている子が何人かいて、うちの子も欲しがったんですが、どこに売っているかわからなかったので、結局キャストに聞きました。もちろんキャストさんのお仕事の一つではありますが、アプリで解決するならその方がありがたいですね。あと、子供がいるとグッズを買うために並ぶのはなかなか難しいので、事前予約で決済まで済ませておき、当日は受け取りだけであれば最高だと思います!」

そんなTさんにおすすめなのが、2018年7月20日に追加された「オンラインショッピング」機能。グッズ情報を事前にチェックし、お気に入り登録しておくと、販売しているショップ情報や、当日の在庫状況が確認できます。また、オンラインショッピング自宅や滞在しているホテルに配送指定もできます。
Tさんが希望した「事前決済まで済ませて店舗受取」はアプリの機能にありませんが、こうしたオムニチャネル化が可能になればもっと便利になりますね。

参考:http://www.tokyodisneyresort.jp/blog/180720/

もっとミライの東京ディズニーリゾートを提案してみる

Tさん「anywhereーインフォメーションカウンターがあるといいですね。AIを活用したインフォメーションシステムで、話しかけると、今の空き状況や一緒に行く人などの状況に応じてオススメのプランを作ってくれたり、AIなどでプランニングしてくれる機能+予約までやってくれると非常にうれしいですね」

現在はアプリで人間が入力、予約を行っていますが、AIを活用してプランニングと事前予約、決済まで済ませられるようになれば、より利便性がアップし、効率的に東京ディズニーランド・ディズニーシーを楽しむことができるのではないでしょうか。
アイデアはここまででもたくさん潜んでいますし、遊園地のデジタルマーケティングが進化するのも近い将来のことかもしれません。

デジマを応用したレジャーのシステム

いかがでしたか?テーマパークのアプリでは、GPS情報を元に利便性を高めるケースが多くみられました。
会員個人のパーク内での利用状況に応じたレコメンドや、AIを活用したインフォメーションシステムなど、デジタルマーケティングを応用した、新しいレジャーのシステムが生まれることに期待が集まりますね。

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