飲食店の集客の課題を解決するためには?集客方法12選
飲食店で継続的に売上をあげるためには、「集客」は無くてはならない考え方です。
飲食店の集客についての課題を見直すことで、客数が集まるのはもちろん、売上・口コミによる広告にもつながります。
- 顧客を集めたいのに、その方法がわからない
- 今よりも売上を伸ばしたい
- 集客ができているはずなのに、人がうまく集まらない
このように考えている飲食店のかたは、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
飲食店の集客課題を解決するための、12個の集客方法について解説します。
顧客のニーズを見きわめた、的確な集客が大切
集客課題の前に、顧客のニーズを理解しておく必要があります。
飲食店に関わらず、店舗の運営には顧客のニーズを理解することが大切です。
しかし、オーナーや店長と顧客の間にズレが生まれるのは、比較的よくあること。
たとえば、
- オーナー(店長):「こだわりの料理とお酒が評価されて、人が来ているに違いない!」
- 顧客:「食べものもお酒も量が多いから、このお店はお気に入りだ!」
のように、店側が考えるセールスポイントと顧客が来店する理由がズレることがあるのです。
現状、集客に問題がなかったとしても、自分のお店が本当に評価されている点を把握しないことは、お店の方向性に支障をきたします。
そのまま進んでしまうと、お店と顧客の間でさらなるズレが起こることも。その結果、売上がだんだんと下がる可能性もあります。
そのため、集客の課題を解決する前に、まず「このお店に来てくれるかたは何に魅力を感じているのか」をはっきりさせなければなりません。
最適な集客には、顧客からの意見が重要
お店の魅力について、お店と顧客の間で認識のズレがあると、ゆくゆくは売上に響いてくることもあると説明しました。
「顧客がなぜ自分のお店に来ているか」は、いくら考えたところで出るものではありません。
顧客の考えていることは、顧客に聞いてしまうのが一番です。
自分のお店に人が来ている理由がわかれば、顧客のニーズを理解できます。
- 当店のどのサービズに魅力を感じているか
- 当店で無くなってほしくないサービズは何か
これらを尋ねることで、「安くて量のある食べもの」なのか、「少なくても質の高い食材」なのかなど、顧客が魅力と感じていることがはっきりしますよね。
オーナーや店長の判断ももちろん大切ですが、顧客の声を聞くことを忘れないようにしましょう。
飲食店で使いたい集客方法12選
- 顧客のニーズを見きわめた集客
- 顧客からの意見を大切にする
これまでで、この2つが理解できたはずです。
そしてここからは、飲食店で使いたい集客の方法を12個ご紹介します。
- 看板
- グルメアプリ
- グルメ情報サイト
- ホームページ
- メルマガ・DM
- 広告・新聞の折込チラシ
- フリーマガジン・クーポン
- ブログ
- 法人営業
- 時間帯でターゲットを分けた営業
これらの集客方法を自分のお店に当てはめながら、最適な集客法を探していきましょう!
1.看板
お店の前を歩いている人に対して、直接的に集客をかけられるのが看板ですね。
- シート切文字
- ファサード看板
- 突き出し看板
などが一般的です。
最近は「黒板+手書き」の看板を掲げたカフェ・居酒屋も増えています。
シンプルですが、未だに効果的な集客方法です。
2.グルメアプリ
- RETTY(レッティ)
- @LUNCH
- TERIYAKI(テリヤキ)
など、グルメアプリを活用して集客を行うのも、一つの方法です。
店舗をアプリに登録して、顧客に見つけてもらえるようにしましょう。
3.グルメ情報サイト
グルメアプリと同じく、グルメ情報サイトも利用して集客していきます。
- ぐるなび
- 食べログ
- ホットペッパーグルメ
などのサイトへお店を登録することで、店舗の認知度を向上させましょう。
4.ホームページ
アプリ・グルメサイトから集客するのも大切ですが、お店のホームページを用意するのも忘れてはいけません。
いまや「このお店はインターネットで知った」という顧客も少なくないです。
外部のアプリやサイトを活用するだけでなく、ホームページも作れば
- 店舗のブランディング
- 新しい顧客の入り口
といったメリットを受けることができます。またスタッフなど、店内のモチベーションを上げることにもつながります。
5.Facebook
集客には、SNSの上手な活用も大切です。
大手飲食店から個人店まで、Facebookを活用しているお店はたくさんあります。
具体的には、
- 商品写真の投稿
- 新しい情報の投稿
をマメに行いましょう。さらなる成果を求めるならば、
- 魅力的な料理の写真
- 投稿する時間の調整
など、細かい工夫が必要です。
6.Twitter
お店の口コミを拡散したいなら、FacebookよりもTwitterが適しています。
リアルタイムで投稿することができるのが、他のSNSとTwitterの大きな違いです。
今の空席状況など、その瞬間の情報を発信することができます。
7.メルマガ・DM
- 割引
- 空席の情報
- 最新のメニュー
などをメールで送ることで集客を促すこともできます。
SNSなどと比べても負担に感じる人が多いが、集客力で言えばまだまだあなどれないツールです。
8.広告・新聞の折込チラシ
郵便ポストのなかに入っていることが多い、広告や新聞の折込チラシなどでも集客は可能です。
一般的なチラシの反応率は0.1%ほどのようで、使いどころを選ぶ必要があるでしょう。
9.フリーマガジン・クーポン
ホットペッパーなど、駅や街角に置かれているフリーマガジンからの集客も一つの方法です。
フリーマガジンに付いているクーポンでの集客は、クーポン利用後にリピーターを作れるかがカギとなりますね。
10.ブログ
先ほど紹介したFacebook・TwitterなどのSNSとの相性もよく、無料で使えるのがブログです。
アクセスが集まらないうちは大変ですが、一度アクセスが集まるようになれば、強力な集客ツールにもできます。
11.法人営業
ランチ営業で着実に収益を上げたいならば、法人営業は一つの手段です。
- ランチの告知
- 商品や店内の写真
の2つを用意して、お店の認知度を上げましょう。
12.時間帯でターゲットを分けた営業
時間帯によって、お店の周辺にいる人のセグメントは変化します。
そのため、
- 夕方:学校帰りの学生向けに量があるごはん・麺類を提供
- 夜:仕事終わりのサラリーマン向けにお酒・おつまみ類を提供
- 深夜:繁華街・飲食店で仕事を終えた人に、家庭料理を提供
のように、お店のまわりには時間帯によって、どんな人がいるかを考えた営業は一つの手段です。
提供にかかる手間を考えながら、ターゲットを時間帯で分けた集客を試してみましょう。
閑散期には「イベント」が効果的
1年の中で「どうしても顧客が少ない時期」が存在するお店もあることでしょう。いわゆる閑散期ですね。
そんなときに効果的なのが、
- 季節の食材を用いたイベント
- 特定のメーカー・人とのコラボイベント
- 他ジャンルの店舗とのコラボイベント
など、イベントを開催することです。
また補足ではありますが、経営の見直し期間として閑散期を使うのも一つでしょう。
時間を持て余すことなく、有効な使い方を模索していきたいものです。
集客を見直して、飲食店の売上につなげよう
店舗の集客についての課題は、さまざまな手法で解決できます。
- 看板
- グルメアプリ
- グルメ情報サイト
- ホームページ
- メルマガ・DM
- 広告・新聞の折込チラシ
- フリーマガジン・クーポン
- ブログ
- 法人営業
- 時間帯でターゲットを分けた営業
これらの方法を紹介しました。
とはいえ、まずはお店側がしっかりと顧客のニーズを把握するのが重要です。
まずはアンケートなどでニーズを確かめ、それから上記の集客方法を試すことをおすすめします。
- 顧客を集めたいのに、その方法がわからない
- 今よりも売上を伸ばしたい
- 集客ができているはずなのに、人がうまく集まらない
このように考えている飲食店のかたは、ぜひ今回の記事を参考に集客の課題を解決しましょう!
この記事を書いた人
黒田剛司
大阪市立大学商学部を卒業後、新卒で独立。学生時代に身につけた経営・流通・マーケティングなどの知識を活かし、コマースについて幅広いジャンルで執筆。また、サイト制作やWebメディア運営も請け負っており、IT系の記事作成も可能。無類の動物好き。