Eビジネスを推進するORANGEシリーズ

ORANGE POS
お役立ち資料ダウンロード ニュースレター登録

ローソンの新サービス使ってみた!フレッシュピック&セルフ決済サービス「ローソンスマホペイ」

三世代同居から核家族化、共働き家庭の増加、高齢化など、社会環境の変化につれ、私たち消費者の生活も少しずつ変わってきています。

毎日の食事や衣服、住環境の整え方も多様化し、「買い物する」という行為もたくさんのタッチポイントと決済方法が生まれてきました。

コンビニ大手三社のうち、ローソンでは様々な実証実験を行い、多様な購買方法を模索しているように思います。

2017年にはレジロボを発表、2018年3月に生鮮食品の受け取りができる「ローソンフレッシュピック」を、4月に「セルフ決済サービス ローソンスマホペイ」を地域限定でリリースしています。

そのうち、ローソンフレッシュピックとセルフ決済サービスを体験してみました。

ローソンフレッシュピック編

ローソンフレッシュピックは、生鮮スーパーの食材をアプリで予約し、任意のローソンで受け取れるというサービスです。
ネットスーパーの次世代版ですね。

ローソンフレッシュピックのポイントは

  • 朝8時までに注文すれば、当日夕方18時以降に店舗で受け取れる
  • 支払いは店舗で受取時に行うので現金での支払いが可能
  • 店頭での動作は、アプリでバーコードを見せるだけで簡単にできる
  • 成城石井やオイシックスなど、ローソン製品以外のものもお取り寄せ感覚で買える

といったところです。

■体験者:Hさん(女性)

Hさんは20代後半で、結婚した後に家族の分も含めて毎日お弁当を作るようになりました。一週間分の献立をざっくりと考え、買い物は土日にまとめ買いし、賞味期限が短い食品を都度買い足すそうです。
ローソンフレッシュピックのニュースを知り、都度買い足していたものを近くのローソンで受け取れたら楽かもしれない、とさっそく使ってみることにしました。

ローソンフレッシュピックの使い方

1、アプリをダウンロード

2、商品を予約する

食材やメニュー名で検索し、任意の食材を買い物かごに入れるように予約ボタンを押します。ここは通常のECサイトと同じ使い方です。

今週のおすすめレシピを見てみると、レシピと一緒に使う食材が表示され、そこからも選択することができます。

成城石井やオイシックスなど、ローソン製品以外の食材もお取り寄せ感覚で買えます。ミールキットは一食分の食材がすべて入っており、食材を一つずつ検索しなくてもまとめ買いができるのが人気の理由の一つです。

3、受け取り店舗と受け取り日を指定

朝8時までに予約したら、当日の18時以降に受け取りが可能になります。
Hさんの住んでいる地域は残念ながら受け取り可能地域外だったため、今回は通勤経路になるべく近い店舗を選択しました。

4、ステータスはプッシュ通知で届く

商品が発送された時や、受け取りが可能になると、アプリのプッシュ通知が届きます。
また、ステータスはアプリ上で確認ができます。

5、商品を店舗で受け取る

ローソン受け取り店舗では、アプリのQRコードをレジで提示すると、QRコードを読み取って商品受け取りの処理を行います。

予約商品はすべての商品が1つの袋にまとめられ、冷蔵室(ウォークスルー)にて保管されていました。そのため常温商品も冷えた状態に(※アプリ内で予め注意表記あり)。
予約商品が揃っているか確認し、支払いをします。
宅配の商品受け取りのような感じで、支払いもレジで行います。

6、商品代金を支払う

現金での支払いが可能です。また、ポイントカード(ローソンなのでポンタやdポイント)も使えます。
クレジットカードを持っていなくても利用できるサービスです。

使ってみたインタビュー

Q1. ローソンフレッシュピックを使ってみての感想をお願いします。

Hさん:今のところ、継続利用は考えていません。ローソンで生鮮食品を受け取るメリットをそれほど感じなかったからです。家の近所で受け取れなかったため、今回は途中下車して受け取りました。
今後、対象店舗が拡大して対象エリアに入ったら、利用を再検討しようと思います。

※2018年10月、対象エリアが拡大しました。
東京都の一部、神奈川県の一部も含め、1200店舗に拡大しています。2018年度中に約2000店舗(首都圏)にエリアを拡大する予定とのことです。

参考:https://loppick.jp/guide/shoplist/pc_index.html

Q2. アプリの使い勝手はどうですか?

Hさん:ホームのカテゴリタブの並び替えができたり、アプリについての説明がアニメーションになっていたり、商品表示デザインも3段階切り替えができたり、使い勝手が考えられているUIだと感じました。(※Hさんはデザイナーさんです)
ただ、作り置きの料理や、お弁当用にとっておいた夕飯メニューの残りをお弁当に詰めるため、朝の忙しい時間に次の日の献立を考えてアプリで予約するのは時間的に難しいと感じました。もしアプリを駆使するなら、8時までに予約しないと当日受け取れない!という心理的なストレスを避けるためにも、余裕を持った献立計画が必要ですね。

Q3. ネットで生鮮食品を買ってみて、いかがでしたか?

Hさん:生鮮食品をネットで買うのが初めてだったので、ちょっと厳しい感想になってしまいますが、商品は手にとって見て買いたい!と思いました。自分の目で見て、鮮度や商品の状態など納得した上で購入したいと感じました。

Q4. 商品価格はどうですか?

Hさん:購入商品に関して、スーパーに比べたら少し高いですが、コンビニ価格としては普通です。配送料もかからなかったですし、入会金や月額利用料がかかることもありません。
どうせ買うなら成城石井の商品やミールキットを買いたい!という気持ちもありますが、そちらはちょっと値段が高いので、普段使いには少し贅沢な気もします。(※個人の感想です)

Q5. 配送サービスではない、店舗受取のメリットは感じましたか?

Hさん:自宅配送だと、不在時に受け取れないので、生鮮食品の場合は好きな時間に好きなタイミングで受け取れるのはありがたいです。手数料、送料がかからないのも良かったです。近所にスーパーがなくて、帰り道にローソンがあったら便利だと思います。
また、店舗に行くとついで買いをしてしまうこともあるので、販売促進になるかもしれませんね。

― Hさん、ありがとうございました!

セルフ決済サービス「ローソンスマホペイ」編

続いて、4月にスタートした「セルフ決済サービス ローソンスマホペイ」の体験レポートです。

ローソンアプリに追加された機能で、アプリ上で商品のバーコードを読み取り、電子マネーやクレジットカードでの決済が可能で、レジを通さない無人決済サービスです。

セルフ決済サービスのポイントは、以下の通りです。

  • 有人レジに並ぶ必要がなく、レジの混雑緩和になる
  • 店舗スタッフの作業効率化につながる
  • キャッシュレス化、ペーパーレス化に貢献する

■体験者:Mさん(女性)

Mさんはコンビニで良く買い物をしますが、ペットボトルやおにぎりなど、数点の買い物のためにレジに並ぶのは非効率的だといつも感じていました。ローソンがセルフ決済サービスを始めたと知り、さっそく体験しに行ってきました。

セルフ決済サービス ローソンスマホペイの使い方

1、ローソンの公式アプリをダウンロードします。

※アプリは無人決済専用ではなく、これまであったローソンアプリに機能追加した形なので、もともとローソンアプリをダウンロードしていればここはスキップできます。

2、ID登録をする

アプリはID登録が必要(Pontaカード、dポイントカードと連携できる)。事前にクレジットカード登録をしようとしましたが、該当箇所が見つからず、登録できませんでした。そのため楽天ペイのアプリをダウンロード、登録手続きを済ませておきました。この他、Apple Payも利用可能です。

3、入店処理をする

入店前にアプリを起動し、店舗検索。「自動で検出する」を選択するとすぐに該当店舗が表示されました。

4、バーコードを読み取る

買いたい商品を選びながら、バーコードを読み取ります。バーコードの読み取りはスムーズで、特にアプリが固まったりはしませんでしたが、ペットボトルのバーコードで縦に配置されているものは横にしないとダメでした。

5、購入商品を確認する

すべての商品のバーコードを読み取れたら、商品と個数を確認します。もし間違った個数が入力されていたり、棚に戻す場合はアプリ上で操作します。

6、アプリから支払いを行う

楽天ペイを選択するとアプリではなくブラウザが立ち上がりました。別途ログイン作業が必要です。2回目はログインの必要はありませんでした。
クレジットカード情報の登録は、決済に「クレジットカード」を選択した後で、最初の決済時に登録するようです。

7、退店処理をする

決済が完了したら、「退店処理」をします。アプリに表示されるQRコードを、専用の読み取り機にかざし、退店処理が完了。

8、レシート確認

アプリでレシートも確認できました。

使ってみたインタビュー

Q1. セルフ決済サービス ローソンスマホペイを使ってみての感想をお願いします。

Mさん:自分のスマホでスキャンするということは両手を使う必要があります。そのために複数商品を購入するときは、店内でカゴを利用しなければなりません。多くの人がコンビニではカゴを利用しないと思うので、ユーザの行動にあっている手法ではないように思いました。
商品バーコードを棚にはるなどして、片手でもバーコードスキャンができれば、利便性はアップしそうです。
あとバーコードが縦だと読み取れなかったのは盲点でした。

Q2. アプリの使い勝手はどうですか?

Mさん:全体的には予想通りの使い勝手で、アプリとしての目新しさは感じられなかったです。店内でやることが多いという印象を持ちましたが、日常的に使っていけば慣れるのかもしれません。慣れていなかったので、並んでいても有人レジの方が早かったと感じました。
クレジットカードを事前に登録しておけないのは不便だと思いました。その場で財布からカードを取り出して入力して…と登録するのはハードルが高いですね。

Q3. 利用するメリットは感じましたか?

Mさん:よほど混んでいる時でない限り、有人レジの方が早いと思いましたが、慣れてしまえば混雑時や、飲み物だけ買う時、または逆にたくさんのものを買う時(カゴが必要な時)には便利だと思いました。
また、キャッシュレスなので、二回目以降は財布を出す必要がないのがうれしいですね。電子レシートでペーパーレスにもなります。

- Mさん、ありがとうございました!

まとめ

いかがでしたか?
これまでにない購買体験は、生活に馴染むまで少し時間がかかりそうですが、まずは踏み出さなければ何も始まりません。
単なる店舗受取や、無人決済サービスという側面だけでなく、システムが生み出す新しい生活習慣にも注目です。
社会的な意義も含めて、今後の動向を見守りたいと思います。

POSシステムの機能や導入に関するご相談は
お気軽にお問い合わせください。

フォームからお問い合わせ お問い合わせフォームへ

お電話でお問い合わせ電話受付: 平日 9:30 - 18:30 03-6432-0346