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モバイルプリンターは様々な用途に使える!~POSレジ、倉庫、営業~

オフィスで仕事をしていれば複合機で簡単に印刷ができますが、外出先で書類や伝票を印刷する必要があり、困った経験はないでしょうか。

外出先や近くにプリンターがない場所でデータを印刷する時は、まず印刷できる場所を探さなければいけません。外出先でデータを印刷する方法はいくつかあります。

  1. USBスティックにデータを保存し、コンビニのプリンターで印刷
  2. 出力センターやネットカフェなどで印刷
  3. スマホの印刷アプリからコンビニのプリンターにデータを送信して印刷
  4. モバイルプリンターで印刷

この4つのうち、データを印刷する場所を探す必要がなく、その場で印刷できるのがモバイルプリンターです。

モバイルプリンターとは

モバイルプリンターとは、A4サイズまでの用紙に印刷できる簡易なコンパクトプリンターのことです。
重さも500g~2kg程度と持ち運びが可能で、用途によってさまざまなサイズや機能をそろえています。
どんな用途が考えられるのか、みていきましょう。

店舗内での決済、領収書発行

POSレジアプリをタブレットで運用しているのであれば、わざわざレジスペースを作ることもなく、お客様のすぐそばで決済、レシートなどの領収書発行ができます。
店外での催事イベントや、移動販売にも便利でしょう。

保守サービスや配達サービスでの伝票発行

取引先に販売した機器の保守サービスを行う場合、結果を記録する書類はいちいちオフィスに帰って出力していては作業効率が悪くなります。
また、配達サービスなどで不在連絡をする場合も、モバイルプリンターで不在票を印刷してポストに入れておけば手間が省けます。
こうしたサービス業での活用も用途の一つです。

営業先での見積書作成

外回りの営業をしていると、お客様から要件をお聞きし、その場で見積書を作成することもあるでしょう。
モバイルプリンターがあれば、その場で見積書を提出することができます。

工場や倉庫での在庫管理

工場や倉庫での在庫管理では、広いスペースのため移動距離が長くなりがちです。帳票をその場で出力できれば、作業効率が向上するでしょう。

以下ではモバイルプリンターのメリットやデメリットについて紹介したいと思います。

モバイルプリンターのメリット

モバイルプリンターを利用することで、以下のようなメリットがあります。

  1. 情報漏洩につながりにくい
  2. 持ち運びがしやすく、いつでも・どこでも印刷が可能
  3. コンパクトに設置できる

それぞれ詳しくみていきましょう。

1:情報漏洩につながりにくい

コンビニやネットカフェでデータを印刷する際、以下のようなリスクがあります。

  • 誤ってメモリースティックを置き忘れてしまった
  • 原稿を置き忘れてしまった
  • ネットカフェのパソコンで操作をした場合に、データをパソコン上に保存してしまった

これらは重大な情報漏洩につながる可能性があるので、できれば避けたいところです。
ネットカフェでパソコンを利用した場合は、パソコンを終了した際にデータが削除されることにはなっていますが、ネットにつながっているため何が起こるか分かりません。

モバイルプリンターであれば、その場で印刷できるため上記のようなリスクを回避することができます。

2:持ち運びがしやすく、いつでも・どこでも印刷が可能

モバイルプリンターは持ち運びしやすいため、外出先で重宝します。印刷できるコンビニや出力センター、ネットカフェを探したり移動する手間が省けるため、移動が多い方や外出先で書類をよく印刷する方はモバイルプリンターを持っておくと重宝するでしょう。

3:コンパクトに設置できる

外出先でなくても、設置場所の問題で大型の複合機を設置することが難しい場合もあるでしょう。
POSレジのまわりや、受付カウンター、工場など、設置面積をおさえて手軽に設置することができるのもメリットです。

モバイルプリンターのデメリット

モバイルプリンターにはデメリットもあります。

1:機器の重さ・大きさが持ち歩きにはやや不便

やはり一番の問題は重さと大きさの問題です。

どのメーカーのモバイルプリンターも、軽量を重視して作られているとはいえ、約500g~2kgの重さはあります。伝票のみに用いる小型のモバイルプリンターであればそれほど持ち運びには苦労しませんが、ビジネスでよく用いられる用紙のサイズはA4なので、機器も幅がA4サイズ以上の大きさとなってしまいます。

2:紙とインクを持ち歩く必要がある

外出先で印刷する必要があるとき、モバイルプリンターはあるものの紙とインクがなければ印刷ができません。
感熱紙タイプのプリンターであれば、印刷に必要なものは用紙のみでインクは不要ですが、カット紙タイプのものは紙とインクが切れてしまえば使えなくなり、常にセットで持ち歩く必要があります。

3:大量印刷には向かない

最近では性能も上がってきましたが、印刷スピードも大型の複合機にはかなわないため、外出先で一部100ページもある企画書などを出力するのには向きません。
見積書や伝票など、少部数の印刷物向きといえます。

Webブラウザからモバイルプリンターで印刷する方法

オフィスで利用している複合機は、事前にパソコンでプリンターの設定をするものがほとんどだと思います。
しかし、Webブラウザからプリンターで出力できる方法もあります。

例えばスター精密のWebPrintでは、Webブラウザから直接プリンターに印刷が可能です。PC、スマホ、タブレット端末で利用が可能です。POSシステムと連動して用いることもできます。

スター精密
https://www.star-m.jp/products/s_print/solutions/

スマホからモバイルプリンターで印刷する方法

今や誰もが携帯しているスマホですが、スマホからモバイルプリンターへデータを送信し印刷することも可能です。

モバイルプリンターはケーブル接続が不要でネットワークさえあれば印刷できる製品が多数販売されています。

iOS製品であればファイルを印刷機器にデータを送信して印刷できるAirPrintという機能があります。iOS端末を普段利用している人であれば、AirPrint対応のモバイルプリンターを選ぶと良いかもしれません。

参考:AirPrint について
https://support.apple.com/ja-jp/HT201387
https://support.apple.com/ja-jp/HT201311

また、BluetoothやIrDAでスマホからモバイルプリンターで出力する方法もあります。以下ではモバイルプリンターの種類についていくつかピックアップして紹介していきたいと思います。

エプソンPX-S05W/PX-S05B

EPSON http://www.epson.jp/products/bizprinter/pxs05/

エプソンのPX-S05W(ホワイト)/PX-S05B(ブラック)は持ち歩きに適したモバイルプリンターです。

サイズは収納時で309mm x154mm x61mm、重さは約1.6kgと小型・軽量であるのが特徴です。Wi-Fi対応のためスマホやタブレットからデータを送信して印刷が可能。また、Wi-Fi Directに対応しているため、ルーターがない環境下でもWi-Fi機能が搭載されている端末であればデータを送信して印刷することができます。

用紙サイズは名刺/ハガキ/封筒/写真/A4紙まで幅広く印刷できます。白黒/カラー印刷が可能です。

キヤノン MOBILE PRINTER BP-F600

キヤノン http://cweb.canon.jp/ht/lineup/bpf600/index.html

受領証・納品書・領収書・報告書といった伝票の印刷に向いているのがキヤノンのBP-F600。A6サイズの感熱紙に印字するタイプです。130mm x 205mm x18.5mmの小型プリンターで、重さはわずか490g。PCから印刷することもできますが、スマートフォンからBluetoothでデータを送信して印刷することも可能です(Android対応、iOSは対応予定)。

A4サイズのビジネス文書の印刷には向いていませんが、簡易的な伝票の印刷のみ限定で用いるのであれば、小型かつ軽量なBP-F600は向いているでしょう。

ブラザー モバイルプリンター

モバイルプリンター製品を多数揃えているのがブラザーです。以下ではブラザーの商品の製品情報をいくつか選んで簡単に説明したいと思います。

PJ-773

画像出典:brother

カット紙/ロール紙両方に対応しており、A4サイズのビジネス文書印刷に向いています。Wi-Fiに対応しており、AirPrint、Mopria、Google Cloud Printを用いてスマートフォンやタブレット端末からデータを送信し印刷も可能。大きさは255mm x 55mm x 30mm、重さは約610gと小型・軽量です。

従来機より印刷スピードが向上し、1分あたり8枚の印刷ができるようになりました。また満充電状態では連続で約600枚の印刷が可能です。

PJ-763/763MFi

画像出典:brother

PJ-763MFi はApple社製品に対応するように設計されているため、iPhone/iPadのiOS端末とBluetoothで連携することが可能なモバイルプリンターです。よく用いる端末がiOSの端末であれば、こちらのモバイルプリンターが向いているでしょう。※iOS対応はPJ-763MFiのみ

カット紙/ロール紙両方に対応しており、A4サイズのビジネス文書印刷に向いています。大きさは255mm x 55mm x 30mm、重さは約610gと小型・軽量です。1分あたりの印刷可能枚数は約8枚です。

MW-260 TypeA

画像出典:brother

伝票の印刷に向いているのがMW-260 TypeA。A6サイズのカット用紙に印刷を行うことができます。また、コンビニ用の振込用紙を出力することも可能です。BluetoothとIrDAという赤外線による接続が可能なため、PC・スマホ・タブレットからデータを送信し印刷を行うことができます。

サイズは130mm × 210mm x 18.5mm、重さ約520gと小型で軽量のため、持ち運びに適しています。

まとめ

以上、モバイルプリンターのご紹介でした。
いつでも簡単に印刷物が出力できるモバイルプリンターは仕事で移動が多い方や帳票を頻繁に発行する方にとって重宝するツールです。

据え置きのプリンターとは違って持ち運びに適しているため、使わないときでもスペースもとらず保管することができます。
用途・目的に応じてベストなモバイルプリンターを選ぶことで、即座に必要な書類や伝票を発行することができ時間を取ることもありません。
モバイルプリンターを利用することで印刷をしたいときでも慌てることなく、スムーズにデータの出力ができるため時間の節約にもなるでしょう。

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