電子カタログの有用性!見たいときにダウンロード、手軽に営業活動
企業の製品やサービスについて簡単に知ることができるカタログ。これまでは企業や店舗から直接カタログをもらうか、テレビ・雑誌・広告等で企業の宣伝を目にした人自らが、郵送またはFAXで製本された紙製のカタログを請求するケースが主流でした。
紙製カタログのデメリット
しかしこの従来のカタログは、企業側にも請求する側にも、いくつかのデメリットがあります。
紙製カタログ:企業側のデメリット
- カタログ発行にかかる印刷費用やデザイン費用、人件費、外注費用、郵送代金などの諸経費がかかる
- カタログの在庫管理が必要になる
- 情報が古くなったら新しいカタログを一から作成しなければならない
- 請求者がすべてのページに目を通すわけではない
紙製カタログ:請求者側のデメリット
- 郵送の送料を負担するときもある
- 郵送のため届くまで日数がかかる
- 分厚いものであればかさばる、保管に困る
- 不要になった際に捨てる必要がある
- 知りたい情報を自分で読んで探す必要がある
- 情報が古くなりやすい
企業側のデメリットは、特にカタログを発行するにも送付するにも費用がかかるというのが一番大きいでしょう。
現在では、カタログはウェブサイトからダウンロードして閲覧できるものが増えてきています。ウェブサイトから直接カタログをダウンロードできるものを「電子カタログ」もしくは「デジタルカタログ」と呼びます。
電子カタログは従来の紙面のカタログと違い郵便などで届くのを待つ必要がないため、ダウンロードすることによって知りたい情報にすぐにアクセスすることができる上にほとんどの場合料金もかかりません。これは企業にとってもカタログを見たい人にとっても利便性が高いです。
電子カタログのメリットとは?
電子カタログのメリットは、インターネットで情報を探しているユーザーに企業の商品やサービスを知る機会を与えることです。言い換えれば電子カタログはユーザーがダウンロードして閲覧することによって自動的に営業してくれるツールのようなものです。
インターネットユーザーは様々な情報を比較した上でベストと思うものを選択するため、商品・サービスの購入に繋がりやすいと言えます。ある人が有益と思うコンテンツであれば電子カタログダウンロードページのURLを他の人にシェアすることもあるため、多くの人に見てもらえるチャンスにもなります。
電子カタログの作成方法とは?
電子カタログは外注しなければ作成は無理なように思えますが、自作も十分可能です。作成ソフトをダウンロードすれば初心者でも作れるものもあります。中にはフリーソフトや作り方が複雑でないもあるので、最初にフリーソフトから電子カタログの作成を行うことによってコストの削減につなげられるかもしれません。外注する場合と比べクオリティは多少下がるかもしれませんが、試しに電子カタログを作成してどのような反応があるか様子を見てみるのも良いかもしれません。
ebookの電子カタログ作成ツール、無料トライアルも可能
HTML5で電子カタログを簡単に作成できるebook5をご存知でしょうか。
北海道のWebマーケティング会社で、東京にもオフィスを構える株式会社LULERが提供している電子カタログ作成ツールebook5。このebook5で作成する電子カタログは特徴がいくつかあり、PDFで表示させるよりも3倍速くデバイス上で表示することができます。専用のアプリをインストールする必要もなく、パソコン/タブレット/スマホと異なるデバイスからアクセスをしても電子カタログを閲覧しやすくなっています。
また、アウトライン化されていないPDFファイルでもテキストを検索することがでるので、欲しい情報にすぐアクセスすることができます。この全文検索機能は紙面のカタログと違い、閲覧する人の利便性を高めるものです。さらに企業側にとっても使いやすい機能が分析機能で、どのページがよく閲覧されているかといった分析にも活用することができます。ebook5の電子カタログ作成ツールは無料のトライアルも用意されています。
電子カタログを作成する際、紙面のカタログを作成するときに使用した画像ファイルを用いることもできるため、電子カタログのために改めて工数をかけて作成しなおさなくても良い点がうれしいところです。画像を使いまわしたり、ファイルの変換を行うことによって楽に作成できます。ebook5で使用できる画像ファイルはJPEG形式かPNG形式の画像ファイル、もしくはPDFファイルです。JPEGやPING形式のものはそのまま使えますが、illustlatorのファイルは変換する必要があります。
Adobe Illustratorのファイル「.ai」をPDF化したい場合の手順
AdobeのIllustratorでファイルを作成した場合はファイルの拡張子が「.ai」形式になっているため、これをPDFに変換するためには、変換したいaiファイルを選択した後、パソコンの上部メニュー→ファイルをクリックして『別名で保存』するか、『ファイル/複製を保存』するかのどちらかから選びます。
ファイル名、ファイルの保存先を任意で行った後、ファイル形式から『Adobe PDF(*.PDF)』を選んで保存します。これでillustrator のファイルをpdfに変換することができます。
スマホやiPadなどのタブレットで営業も行える
このように、今は紙面のパンフレットでなくても、PC・タブレット・スマホといったデバイスで電子カタログを表示・閲覧することが簡単になりました。
営業を行う際に自社のカタログやパンフレット持参で企業に説明をしているところもまだ多いと思います。しかし、宣伝やPRのためパンフレットを営業先に渡したとしても、ほとんどの場合はあまり人が見ないところに保管されていることが多く、運が良ければ棚などに置かれますが目を通す人はそう多くないでしょう。最悪オフィスのどこかでカタログが平積みされている可能性もあります。紙面のカタログがこのように気を払われないのは、「知りたい」と思って見る人が少ないからです。
営業をかけた先の企業では普段の業務で手一杯です。悠長にカタログを眺めている時間はそうありません。紙面のカタログはまずカタログがどこに置いてあるか探す必要があり、欲しい情報にすぐアクセスできるかわからない点がネックです。これではいくら工数をかけてカタログを発行しても見る人がそう多くないのであれば、劇的な効果があるとは思えません。
その点、電子カタログだと営業先の会社のパソコンはもちろんスマホやタブレットなどの端末から閲覧することができるので、見たいときに見ることができる電子カタログは非常に利便性が高いと言えます。電子カタログは紙面のカタログのように不要になった際に捨てる手間を省くこともでき、環境にも優しいです。
また、新製品やサービスが出た際もウェブサイトに最新情報を掲載することでパンフレットを新しく印刷する必要もなく、知りたい人がウェブサイトに訪問することでいつでも最新情報にアクセスすることができます。ウェブサイトに訪問するユーザーは積極的に情報に触れたい・もしくはサービスや商品を購入したいと思っているため、電子カタログは紙面のカタログと比べてコンバージョン率が高くなります。
紙面のカタログを配布するより、名刺などに電子カタログのページにアクセスできるQRコードを印刷してみても良いかもしれません。
まとめ
現在、電子カタログはほとんどが情報を提供するだけのものが多いですが、電子カタログを閲覧したあとに商品の注文をウェブ上で一括して行えるようになるとさらに便利になります。
紙面のカタログで商品を注文する際は商品番号や自分の個人情報を専用のはがきかfaxで郵送するという方法もありましたが、手書きは書き間違いや漏れが多く、確認作業によって業務が増えるということもあります。
ウェブページのフォーマットから注文を行うことによって、フィールド内の間違った記述をエラーで返すというように、注文者自らが間違いを修正することで手間を省くこともできます。電子カタログから注文まで一括してウェブ上で行えるようになれば、さらに電子カタログの利用は拡大していくことでしょう。