★顔認識技術の導入理由、「顧客サービスの向上」はNG!?★
米小売り最大手のウォルマートが顔認識テクノロジーをどのように捉え、事業に取り入れようとしているかについて、小売業界の専門家の中には強い批判の声があるようです。
ウォルマートが2012年に特許を出願したシステムによる顔認識テクノロジーの用途は、同社の従業員がレジで顧客の表情からサービスへの不満の有無を確認するのを助けるものだということですが、
「顔認識と生体認証データは、非常に慎重な扱いを必要とする個人的なもので、顧客体験の向上や人件費削減のために使用しようとするのは、あまりに度が過ぎている」
「一部の小売業者が顧客サービスの向上と偽ってこれらのデータを利用する可能性があることには、強い懸念を抱いている」
といった反対意見が相次いでいるそうです。
生体認証データなどのビッグデータをどのように活用するかが課題となっていますが、活用方法そのものの可否については、テクノロジーの進化に伴って、議論を重ねていかなければならない部分といえるでしょう。
参考:ウォルマート、顔認識技術の導入理由に批判の声
https://forbesjapan.com/articles/detail/17143